2020「霞千本桜」入荷してきました。
今年は、柳田酒造として初の試みとなる、原料芋「コガネセンガン」を貯蔵してから、仕込まれました。
コガネセンガンは、焼酎の原料芋としては古くからメジャーな原料芋として使われ続けておりますが、
傷みが早く、収穫後できるだけ早く蒸してからもろみに仕込まれるのが一般的です。
しかし、生芽を傷めることなく長期貯蔵させることにより、
「甘みが増し」、「食感もホクホクからしっとり」と「しっとりからねっとり」
へと変化していきます。この変化は、長期貯蔵させた芋を使用することで、甘い特徴をもつ芋焼酎ができると
鹿児島大学 高峰教授の研究でも明らかにされてます。
柳田酒造 社長の同級生が芋を専門とする貯蔵庫を新設されたこともあり
しっかりとした精度と管理体制が敷かれ、上質な熟成芋で仕込むコトができたそうです。
こうして、完成した「霞千本桜」を試飲したとき
コガネセンガンで造られた焼酎か!?!?とびっくりしました!
優雅で華やかな香り。まるでベニイモ系の芋のような香り。
春を感じるような心地よい甘み
最初のアタックは、優しく、口の中で転がすと、コガネセンガンの力強さも
後半でてくる。そんな面白さもありました。
原酒は長期貯蔵してないんですが
熟成させた芋の影響でしょうか。。アルコール感もさほど感じない。
ストレートでも楽しめそうなくらいです。
焼酎も大きく変わってきたなと思わせてくれた焼酎でした。
美味しいです!今年の春オススメです!